お気に入りの冷蔵庫。

世の中は「物」にあふれているし 「物」は単なる物体である。

 それでも購入した時からずっと長年稼動してくれて 大切な役割を果たしてくれた 身近な「物」に対しては 愛着が多く湧き 処分することに寂しさを感じてしまう。

 1999年から使用していたこの冷蔵庫は 20227月の猛暑のある朝 いきなり動かなくなった。寿命だったのだろうか。運悪く前日に冷蔵庫いっぱいに買い物をしたばかりだった。

 はじめは 中の食材が傷むことばかりを考え 焦っていた。

 新しい冷蔵庫の配達の日が決まり 改めてこの冷蔵庫を使っていた23年間のことを思い返してみた。

 いろいろなことがあった。いつでも静かに動いていてくれた。いろいろな人生の出来事を見続けていてくれた。

 長い間本当にありがとう。お世話になりました。いろいろ役立ってくれ助かりました。

ご苦労さまでした。