【インコの‘ぴーちゃん‘】

ずいぶん前のお話になりますが セキセイインコをつがいで飼っていました。

つがいのインコは相性もよく たくさん卵を産み 次々にひながかえりました。

しかし中にはひなの時 親インコから餌をもらえずに死んでしまった子もいましたので ひなだけを取り出し 他の箱に入れて すりつぶしたインコのエサをお湯でふやかし スポイトで一羽ずつくちばしの中に入れて育てていました。

結局7羽が大きく育ちましたが 飼育するのには多すぎたので 小学校に引き取りを頼みましたが なかなかよいお返事がもらえません。

やむなくケージをふやし3羽ずつに分けてケージに入れて育てていました。

あるお天気のよい日 インコのケージをベランダに出したまま 屋内に取り込むのをうっかり忘れて仕事に出かけてしまい 夜遅く帰宅してびっくり😯

ベランダに並べて置いていた3つのケージが全てひっくり返され ケージの扉も開いたままになっていました😓

カラス🐦‍⬛の仕業でしょうか

小さなインコたちが運良く逃げることが出来たかどうかもわかりません😭

ショックで泣きそうになって 呆然としていた私の目に 暗がりのベランダに一羽のインコがとまっているのが見えました。

「ぴーちゃん!」と呼ぶと ぴょんと手にのりケージにすっと入ってくれました。

ずっと待っていてくれたんだと思うといとおしくてたまりません。

(インコの大きさからいくとひなを孵したお母さんインコかなと思いました。)

一羽だけですが無事に生きていてくれて本当によかったです😊

その母さんインコは 止まり木にとまる力がなくなり 止まり木から時々落ちてしまうくらい年を取るまで長く生きてくれて わたしの心の憩いのペットとなりました。