【星の王子さま】

‘どんな大人でもかつて子どもだったけど そのことを忘れずにいる大人はあまりいない‘  

‘本当のことは目で見てもわからず 心で見ないとわからない‘

といった深い人生の機微を 優しいタッチの言葉で子ども向け(大人向けにも?)に書かれたこの本は わたしの大好きな本のひとつです😊

ただの一本のありきたりの薔薇であったとしても もし‘つながり‘がその薔薇と出来たならば その薔薇は自分にとってかけがえのない存在となり お世話をする責任が生まれるということ

また

わるい雑草であるバオバブは 放置しているとあっという間に星の王子さまの住む星を圧倒し呑み込んでしまうくらいに大きく成長するので早めに抜き取らないといけないというお話は

薔薇の花の話が ‘つながり‘や‘なつく‘ことの大切さを訴えると同時にまた

バオバブの木の話が なんともいえぬ不思議ないびつさに染まりつつあるこの社会にも似ていて もう一度かつて子どもだったころの純粋な心に立ち返り 物事を見てみようというメッセージをも感じます。

作者のサン・テグジュペリは 自身の内なる子どもである ‘星の王子さま‘     と 砂漠に不時着をした大人になった ‘ぼく‘    との対話を通して 人々に感銘を与え 世界で最も読まれた児童書へと創り上げ 好きだった飛行士の任務中 ミステリアスな最期を遂げました。

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